ダイエット=カロリー制限だけだと思ってない?
「カロリーを減らせば痩せる」は半分正解、半分間違いです。
なぜなら、**“何をどれだけ食べたか”=栄養のバランス(PFC)**がダイエットの成否を分けるからです。
この記事では、初心者でもすぐに実践できる「PFCバランスの基礎知識」と「具体的な管理方法」についてわかりやすく解説します。
PFCバランスとは?まずは用語を理解しよう
「PFCバランス」とは、三大栄養素のバランスのことです。
項目 | 栄養素 | 役割 | 1gあたりのカロリー |
---|---|---|---|
P | タンパク質(Protein) | 筋肉・臓器・髪や皮膚をつくる | 4 kcal |
F | 脂質(Fat) | ホルモン生成・エネルギー源 | 9 kcal |
C | 炭水化物(Carbohydrate) | 脳や筋肉の主なエネルギー源 | 4 kcal |
この比率を整えることが、見た目も健康も整った“引き締まった体”を作る第一歩です。
一般的な目安:目的別PFCバランス
目的によって、理想的なPFC比率は異なります。
🧘♀️【ダイエット(体脂肪を減らしたい)】
- P(タンパク質):30%
- F(脂質):20%
- C(炭水化物):50%
🏋️♂️【筋トレをしながらボディメイク】
- P:35%
- F:15%
- C:50%
🍽【健康的な体型維持(バルク期ではない)】
- P:25〜30%
- F:25〜30%
- C:40〜50%
※これはあくまで目安です。体型・性別・運動量により調整が必要です。
自分のPFC量を簡単に計算する方法
たとえば、あなたの1日の摂取目標が1800kcalだった場合:
- P(30%)=540kcal ÷ 4kcal → 135g
- F(20%)=360kcal ÷ 9kcal → 40g
- C(50%)=900kcal ÷ 4kcal → 225g
→ P135g / F40g / C225g が目安となります。
何をどれだけ食べればPFCバランスは整う?
食品ごとのPFC目安(100gあたり):
食材 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|
鶏むね肉(皮なし) | 約22g | 約2g | 約0g |
卵(1個) | 約6g | 約5g | 約0g |
ごはん(茶碗1杯) | 約3g | 約0g | 約36g |
プロテイン(1杯) | 約20g | 約1g | 約2g |
納豆(1パック) | 約8g | 約5g | 約6g |
これらを組み合わせて、1日を通してPFC比率を近づけていくのが理想です。
どうやってPFCを管理する?おすすめ方法3つ
① 食事管理アプリを使う(初心者向け)
- MyFitnessPal
- あすけん
- カロミル
バーコード読み取り機能や自動計算機能がついており、誰でも簡単にPFC管理が可能です。
② スプレッドシートで記録する(中級者向け)
自分で食品のPFCを調べて入力していく方法。慣れてくるとより自由度高く設計できます。
③ AIに相談する(上級者向け)
ChatGPTなどのツールを使い、食事内容からPFCバランスの提案をしてもらうのも効率的です。
PFC管理ができると何が変わる?
- 「痩せてるけど筋肉も減ってる」状態を防げる
- 健康的に体脂肪を落とせる
- 運動のパフォーマンスが上がる
- 見た目が引き締まり、自信につながる
「体重」ではなく「体組成(中身)」で勝負する時代へ!
まとめ:まずは「数字で見る」ことから始めよう
ダイエットは根性や我慢ではなく、「数値とバランス」で攻略するものです。
✅ タンパク質・脂質・炭水化物の意味を理解する
✅ 目標摂取量を計算してみる
✅ アプリや表を使って記録する
✅ 3食バランスよく整えていく
PFCを味方につけた人だけが、“痩せるだけじゃない理想の体”に近づける!
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